ケータイ辞書JLogosロゴ 大町村(近世)


和歌山県>岩出町

 江戸期〜明治22年の村名。那賀郡のうち。和歌山藩領御蔵所。岩出組に所属。村高は,慶長検地高目録では216石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに216石余。なお文化4年の岩出組差出帳(藤田家蔵)によれば,田畑12町余,村高216石余,家数21軒,人数70うち男36・女34,牛10,産物は米・麦・菜種・粟・黍・蕎麦・大豆・小豆・蚕豆・木綿・胡麻などで,ほかに男は山稼ぎ,女は売木綿を作った。また当村庄屋が溝川村庄屋を兼帯していた。「続風土記」によれば,家数24軒・人数85,伊勢街道に面し,交通の岐点であり商売も多く家居町作りをなしていた。また神社は小祠2社,寺院は真言宗新義無量寿院がある。明治4年和歌山県に所属。同6年には戸数23,男62・女52。同22年岩出村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7403717
最終更新日:2009-03-01




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