ケータイ辞書JLogosロゴ 小野村(近世)


和歌山県>貴志川町

江戸期〜明治12年の村名那賀郡のうち貴志川下流右岸に位置する地名の由来について,「続風土記」は「村中橋口家の文書には大野と書す意ふに此辺土地開け衍沃の地なれは大野と名つけしならん」と記す高野山修理領江戸中・後期に,貴志北村が井ノ口村・北村および当村に分村して成立したものと思われる江戸末期に高尾村を分村村高は「旧高旧領」では「貴志ノ庄 小野村」と見え182石余「続風土記」によれば,村高は小名高尾を含み227石余,家数69軒・人数267,神社は祇園社・大神宮など,寺院には古義真言宗松尾寺のほか大日寺など小寺16か寺がある貴志川流域の沖積地は肥沃で米作地をなし,台地上は集落と農耕地になっている幕末の地士には橋口氏がいた(南紀徳川史11)堺県,五条県を経て明治4年和歌山県に所属同6年には戸数49,男98・女113同12年岸小野村と改称
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7403828
最終更新日:2009-03-01




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