ケータイ辞書JLogosロゴ 北ノ川村(近世)


和歌山県>熊野川町

 江戸期〜明治22年の村名。牟婁【むろ】郡のうち。和歌山藩新宮領。大山組に所属。村高は,慶長検地高目録では4石余,ほかに小物成5石8斗余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに15石余。明和〜寛政年間ごろの家数21軒(紀州新宮領分見聞記/続熊野の史料)。山間の村落で,「続風土記」の当村の項には「小口川北の渓の源にして色川郷樫原村領雨留といふに出つ」とある。神社は明治初年に高倉社があった。寺院は臨済宗永昌庵。明治4年新宮県を経て和歌山県に所属。同6年には戸数8,男20・女18。同12年東牟婁郡に属し,同22年小口村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7404176
最終更新日:2009-03-01




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