ケータイ辞書JLogosロゴ 御坊(近代)


和歌山県>御坊市

 明治22年〜現在の大字名。はじめ御坊村,明治30年御坊町,昭和29年からは御坊市の大字。御坊村・御坊町の各役場が設置された。明治44年戸数334・人口1,692,大正12年戸数359,男1,009・女1,131。明治30年代には,地主層により日高銀行・日高倉庫・日高肥料の3会社が設立され,在来諸産業に代わる新産業の発展と地主経済の伸張を企図。同44年日高電灯会社,大正5年日高川水力電気会社,同6年日高物産,同9年には県下唯一の信託会社である南海信託土地(昭和2年,本店を和歌山市に移転)が設立されるなど,これらの諸企業が日高地方の経済発展を画するものとなった。特に電力会社は日高地方に工場工業の発達を促す原動力となったが,大正15年京阪電気鉄道に合併され,のちに昭和26年設立の関西電力を構成。昭和期に入ると諸企業は経営困難を極め,倒産,合併により終焉。地主層の低迷も顕著となった。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7404572
最終更新日:2009-03-01




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