ケータイ辞書JLogosロゴ 佐部村(近世)


和歌山県>古座町

 江戸期〜明治22年の村名。牟婁【むろ】郡のうち。和歌山藩新宮領与力知。太田組に所属。村高は,慶長検地高目録では176石余,ほかに小物成1石1斗余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに194石余。「紀州新宮領分見聞記」によれば,寛政年間ころの村高179石余,家数52軒(続熊野の史料)。広い谷間に耕地がひろがる農村で,余業には製炭がさかんであったという。寺院は臨済宗普済寺。明治4年新宮県を経て和歌山県に所属。同6年には戸数46,男140・女123。同15年佐部小学校開校,のち田原小学校に合併された。明治12年東牟婁郡に属し,同22年田原村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7404697
最終更新日:2009-03-01




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