ケータイ辞書JLogosロゴ 野口村(近代)


和歌山県>御坊市

 明治22年〜昭和29年の日高郡の自治体名。野口村・岩内村・熊野【いや】村が合併して成立。旧村名を継承した3大字を編成。村役場は野口に設置。明治24年には戸数277,男835・女801,小船7。明治42年の戸数291・人口1,741。世帯数・人口は大正9年291・1,461,昭和10年282・1,408,同25年334・1,676。米・麦作に頼る純農村地帯で,昭和7年の総戸数280のうち非農家戸数11(野口郷土調査)。農家の70%以上が小作経営で,当村は他村地主の小作地が多かった。明治期中ごろより養蚕業導入に努め,小作農家の副業として普及,明治末期から大正期には日高地方養蚕業の中心地となった。明治35年より河南竜神往来の工事に取りかかり,同41年当村部分が完成,日高港より龍神村に至る産業道路となった。昭和27年野口橋(木製)が完成,当村は日高川右岸地帯と結ばれた。同29年御坊【ごぼう】市の一部となり,村制時の3大字は同市の大字に継承。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7405957
最終更新日:2009-03-01




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