ケータイ辞書JLogosロゴ 赤松村(近世)


鳥取県>若桜町

 江戸期〜明治22年の村名。八東郡のうち。鳥取藩領。村高は,拝領高329石余,「元禄郷村帳」431石余,「天保郷帳」436石余(うち新田高106石余),「元治郷村帳」489石余,「旧高旧領」1,343石余。元禄の本免は5.8,「元治郷村帳」の物成は263石余。戸数は,「因幡志」116,「文久3年組合帳」111。「因幡志」によれば,枝村には北谷・栗尾・大杉・内町・東谷・岡・小水口・角谷・一斗代・中江・寺所・馬場があり,西接する用呂【ようろ】村からは30町余,南接する若桜【わかさ】村から22町で,古海谷(赤松谷・諸鹿谷)の谷口に位置する。同谷はふたまたに分岐し,本谷沿いには但馬道が通じる。また,馬場村に辻堂があり,氏神は内町・赤松村・馬場村にそれぞれ妙見社・三宝荒神・松尾大明神が祀られ,産物は茛菪で良品という。氏神は,明治元年に合祀・廃社などが行われ,松尾長尾社1社となり,同6年に松尾長尾神社と改称。祭神は木花咲耶姫命・盤長姫命。享和3年に馬場村を新田として幕府に届け出た(藩史5)。明治4年鳥取県,同9年島根県,同14年再び鳥取県に所属。同16年若桜村ほか6か村連合戸長役場に所属。同21年の戸数118(若桜町資料)。同22年赤松村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7407154
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ