ケータイ辞書JLogosロゴ 稲常村(近世)


鳥取県>河原町

 江戸期〜明治22年の村名。八上郡のうち。鳥取藩領。村高は,拝領高86石余,「元禄郷村帳」143石余,「天保郷帳」123石余(うち新田高36石余),「元治郷村帳」209石余,「旧高旧領」336石余。元禄の本免は6.0,「元治郷村帳」の物成は98石余。戸数は,「因幡志」30,「文久3年組合帳」23。「因幡志」によれば,隣村へは,北の円通寺村へ13町,氏神は弘安年中に信州諏訪神社を分霊勧請した諏訪大明神,ほかに本尊を薬師とする辻堂がある。渡船場がある(藩史5)。文政8年の記録によると,御建山と縄入之藪があった。明治4年鳥取県,同9年島根県,同14年再び鳥取県に所属。同15年の戸数50(八頭郡誌)。同20年頃の戸数50,人口213(男105・女108),職業は農業43戸・雑業2戸,女子養蚕業従事者79人,舟2,物産は米(256石)・麦(35石)・繭(780貫)・鮭・鮎(河原沿革誌)。同22年三保村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7407308
最終更新日:2009-03-01




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