ケータイ辞書JLogosロゴ 大滝村(近世)


鳥取県>溝口町

 江戸期〜明治22年の村名。伯耆【ほうき】国日野郡のうち。「日野郡史」によれば古くは大升村と称し,安永年間の火災後,大滝村と改称した。大山寺領。村高は,享保4年62石余(県史3),「天保郷帳」91石余,慶応4年97石余(大山町誌),「旧高旧領」87石余。慶応4年の本免は4.33。戸口は宝暦12年114人,寛政4年115人(溝口町誌),慶応4年23戸・108人(大山町誌)。氏神は切島大明神で,寛永12年の棟札があり,明治元年大滝社,同6年大滝神社と改称。天保9年,当村の木村右源太は子息の牧太とともに火力による葉タバコの乾燥法を発明した。この乾燥法は燻蒸干といい,各地に普及し後の葉タバコ耕作の増反に寄与した(溝口町誌)。明治4年鳥取県,同9年島根県,同14年再び鳥取県に所属。同22年米原村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7407603
最終更新日:2009-03-01




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