ケータイ辞書JLogosロゴ 葛谷村(近世)


鳥取県>佐治村

 江戸期〜明治22年の村名。因幡【いなば】国智頭【ちず】郡のうち。鳥取藩領。村高は,拝領高71石余,「元禄郷村帳」120石余,「天保郷帳」120石余(うち新田高40石余),「元治郷村帳」122石余,「旧高旧領」132石余。元禄の本免は5.2,「元治郷村帳」の物成は43石余。戸数は,「因幡志」15,「文久3年組合帳」14。「因幡志」によれば,枝村には坂野があり,隣村の別府【べふ】村へは19町,北にある支谷は津無【つなし】村へ通じる。氏神は八幡宮。観音と地蔵を本尊とする辻堂がある。ほかに大山祇命を祀る森大明神があり,明治元年葛谷神社と改称(八頭郡誌)。享保3年5月に,八上【やかみ】郡小倉村と別府村・苅地【かるち】村・古市村・当村との間で,また,宝暦14年4月には当村と別府村との間でそれぞれ入会争論があった(県史9)。明治4年鳥取県,同9年島根県,同14年再び鳥取県に所属。同15年の戸数17(八頭郡誌)。同22年口佐治村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7407839
最終更新日:2009-03-01




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