ケータイ辞書JLogosロゴ 勝見(近代)


鳥取県>気高町

 明治22年〜現在の大字名。はじめ正条村,昭和23年浜村町,昭和30年からは気高町の大字。明治24年の戸数57・人口322(徴発物件一覧)。同41年正条小学校が開校し,昭和15年八幡へ移転した。明治16年鳥取〜米子間の浜路が浜村砂丘内側を通る道路(のちの国道9号)に改修され,とくに同41年国鉄山陰線浜村駅が開設されると,それまで浜村駅南側の集落が中心であったものが,北側の浜村駅前周辺の鳥取〜米子間の道路沿いに新しい集落が形成されるようになった。同45年浜村駅前に奨恵銀行浜村支店開設,温泉旅館・商店などがたち並ぶ。浜村駅開設から大正期の終わり頃までの15年間ほどの間に,それまでは一望の水田や沼沢状地であった道路沿いの地域が駅前商店街へと変貌した。昭和期になると銀行の支店,県の出先機関である気高地方事務所(昭和17年設置),県土木出張所,気高養蚕普及所などがつぎつぎと設置され,気高郡の中心地となった。近年は,浜村駅南側の古い勝見に縫製・文具関係などの小工場がたち,浜村駅北側の浜村砂丘上は市街化のための区画整理が行われ新しい町づくりが進められている。なお当地には昭和45年まで役場が設置されていた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7407873
最終更新日:2009-03-01




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