ケータイ辞書JLogosロゴ 栗尾村(近世)


鳥取県>江府町

江戸期〜明治10年の村名伯耆【ほうき】国日野郡のうち大山【だいせん】南麓の緩傾斜面台地に位置する鳥取藩領村高は,拝領高4石余,「元禄郷村帳」4石余,「元文2年村分帳」23石余,「天保郷帳」28石余(うち新田高23石余),「元治郷村帳」46石余,「旧高旧領」46石余元禄の本免は4.1,「元治郷村帳」の物成は14石余戸口は,「元文2年村分帳」6戸,「伯耆志」10戸・49人,「文久3年組合帳」10戸「伯耆志」によれば,林12町余を有し,隣村へは東の御机村へ18町,南の無用村へ5町半,西の杉谷村へ18町,北の大河原村へ23町,産土神は山王権現で,社地は東西50間・南北30間,社は縦3尺・横5尺,祭日は9月28日,ほかに小祠4がある正徳年間から天明年間にかけて,盛んに開墾を行うが,用地はいずれも地内の緩傾斜林で,他村の鉄山師が炭山に伐り取った跡地であり,このため採草地をめぐり隣村杉谷村との山論が起きている(天明8年川上家文書)畑地には幕末からタバコの栽培が行われ,品種は作州の山中葉で,この地方で最も早く導入されたと伝える明治4年鳥取県,同9年島根県に所属同10年無用村と合併して美用村となる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7408252
最終更新日:2009-03-01




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