ケータイ辞書JLogosロゴ 末用村(近世)


鳥取県>鹿野町

 江戸期〜明治22年の村名。因幡【いなば】国気多【けた】郡のうち。鳥取藩領。村高は,拝領高365石余,「元禄郷村帳」404石余,「天保郷帳」466石余(うち新田高101石余),「元治郷村帳」488石余,「旧高旧領」490石余。元禄の本免は5.2,「元治郷村帳」の物成は225石余。戸数は,「因幡志」55,「文久3年組合帳」99。枝郷に木入道村があり,享和3年新田として幕府に届け出た(藩史5)。「因幡志」によると,水谷村へ10町,鹿野村へ10町,氏神は稲荷大明神,祭日は9月9日,寺は曹洞宗久慶山法楽寺で,鹿野雲竜寺の末寺,本尊の薬師は,行基作の当郡七仏の第7番,ほかに観音を本尊とする辻堂がある。産物は,竹・羌活・蕨・山芋(稲葉民談記)。延享元年志加奴村と草山入会争論をおこした(県史9)。明治4年鳥取県,同9年島根県,同14年再び鳥取県に所属。同22年鹿野村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7408709
最終更新日:2009-03-01




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