ケータイ辞書JLogosロゴ 江尾村(近世)


島根県>桜江町

 江戸期〜明治22年の村名。石見国邑智【おおち】郡のうち。「石見国高郷村帳」「天保郷帳」では市山村の枝郷。江戸期を通じて浜田藩領。跡市【あといち】組に属す。村高は「石見国高郷村帳」に131石余,「天保郷帳」では159石余。戸数・人口は延享3年64・289,明治3年67・319。木炭・和紙の産が多く,八戸川のアユは古来から名産となっていた。村内に毛利元就・吉川元春を開基とする曹洞宗福応寺がある(八重葎)。慶応2年〜明治2年は長州藩預り地。明治9年島根県に所属。「皇国地誌」では,田9町余・畑15町余で,戸数75・人口317(男153・女164)で,牡牛9・牝牛18,渡船1艘。大部分が農業に従事し工業は1戸。村社は大元神社で,もとは市山八幡宮の摂社であった。真宗本願寺派覚王寺のほか須誓寺があり,福応寺の庫裡で小学校が開かれ,男13人・女2人が通学していた。同22年の戸数68・人口350。同年邑智郡市山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7410995
最終更新日:2009-03-01




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