ケータイ辞書JLogosロゴ 懸合町(近世)


島根県>掛合町

 江戸期〜明治22年の町名。出雲国飯石【いいし】郡のうち。江戸期は松江藩領。掛合村のうちの在郷町。安永2年の指出帳(原家文書)によると,町並み130間・幅3間で戸数33・人口142(男73・女69)。天保年間には戸数43・人口162(男79・女83)。43戸のうち屋敷持19戸・無田23戸であった(同書)。在郷町として商業活動も活発,町に恵美須社があり,制札場があった。制礼の古いものは寛文8年のものがある。伝承によると,寛文以前には,十日市の氾濫原付近に町があったが,寛文6年の洪水で流失し,坂町に移ったといわれる。明治4年島根県に所属。「皇国地誌」によると,税地は掛合村に属す。戸数46・人口214,牛1・馬5。職業は農15・商21・工9。酒80石を村内,吉田町へ出荷。町の中央の民家に郵便取扱所がある。明治22年飯石郡掛合村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7411353
最終更新日:2009-03-01




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