ケータイ辞書JLogosロゴ 毛津村(近世)


島根県>佐田町

 江戸期〜明治22年の村名。出雲国神門【かんど】郡のうち。江戸期は松江藩領。村高は宝暦11年119石余(佐田町史),「大数録」では120石,「天保郷帳」では135石余。宝暦4年「神門郡万指出帳」による戸数20・人口128(うち男57・女71)。明治4年島根県に所属。「皇国地誌」によると田21町余・畑5町余・山林250町余,戸数40・人口192(うち男99・女93),牛26・馬21,農業のほかに薪炭製造に従事する者が多く,農17・薪炭20・大工3,物産は木炭8,000貫・薪5,000貫で郡内の平坦地町村へ移出。地味が悪く,水利にも恵まれない稲作不適地のため,たびたび旱害に悩まされ,村を支える産業は薪炭製造業であった。村社は毛津社。人民共立常楽寺小学校出張授業所があり,男20・女5が通学。明治22年神戸郡窪田【くぼた】村の大字となる。合併前の戸数41・人口192。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7411919
最終更新日:2009-03-01




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