大野村(近代)
明治22年〜昭和27年の自治体名｡はじめ西西条郡,明治33年からは苫田郡に所属｡和田･円宗寺･竹田･土居･瀬戸･貞永寺の6か村が合併して成立｡旧村名を継承した6大字を編成｡役場を円宗寺に設置｡村名の由来は,土居･貞永寺が大野荘,竹田･瀬戸が野介荘に属していたので各荘の頭文字を取り名付けられた｡明治24年の戸数508,人口は男1,236･女1,110,学校2･水車場4｡同年円宗寺の自修小学校と土居の切磋小学校が合併して大野小学校となり,同26年土居,同34年円宗寺に新設移転した｡明治28〜41年まで郡役所跡に5か村組合立竹田高等小学校が設置されていた｡昭和26年香々美･大野･芳野3か村立香々美中学校を円宗寺に新設｡地内は農村地帯で,米･麦を中心に特用作物･野菜などの栽培や畜産･養蚕が行われてきた｡明治30年県道津山倉吉線(現国道179号)開通｡昭和31年大野の整合が県天然記念物に指定された｡世帯数･人口は,大正9年522･2,330,昭和25年556･2,842｡同27年鏡野町の一部となり,村制時の6大字は同町の大字に継承｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7415176
最終更新日:2009-03-01