ケータイ辞書JLogosロゴ 長田村(近代)


岡山県>加茂川町

 明治22年〜昭和30年の自治体名。はじめ津高郡,明治33年からは御津郡に所属。富永・下土井・和田・井原の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。役場を下土井に設置。村名は,往古の長田荘にちなむ。明治22年の戸数291・人口1,291。同24年の戸数290,人口は男658・女658,学校1・水車場7。同31年富永小学校を長田尋常小学校と改称。同44年高等科を併置。昭和22年長田小学校と改称。明治中後期から始まる地主制は急速に進行。大正11年には井原小作組合が結成され,翌年小作料の減額を要求する小作争議が起こった。この頃農家は稲作を中心としたが,副業としてむしろ・縄作りなどが行われた。第2次大戦後の農地改革によって,小作地86町余の75%にあたる64町余が,昭和25年までに解放された(県農地改革誌)。明治35年の戸数284・人口1,387。世帯数・人口は,大正9年295・1,231,昭和25年353・1,655。昭和22年の職業別人口は,農林業796・鉱工業58・商業32・その他64。昭和30年加茂川町の一部となり,村制時の4大字は同町の大字に継承。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7415339
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ