ケータイ辞書JLogosロゴ 片岡(中世)


岡山県>岡山市

 鎌倉期に見える地名。邑久郡のうち。永仁5年6月日の善法寺尚清処分帳(石清水文書6/大日古)で,入江通清に譲られた所領の中に「御祈所事……片岡出作」とある。「榊葉集」(続群2上)によれば,毎年8月15日に行われた放生会舞人・楽人の禄は石清水八幡宮領「牛窓・石城・佐島・生名・片岡別宮ノ沙汰」であった。嘉元2年8月12日の後宇多上皇院宣(石清水文書)では,「当宮領備前国片岡別宮役夫工米」の譴責を停めている。元弘3年5月10日の民部丞範季着到状写(黄薇古簡集)では,「片岡別宮下□□」の足利尊氏方の陣に参着したことを申し入れ,尊氏の証判を得ている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7415556
最終更新日:2009-03-01




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