ケータイ辞書JLogosロゴ 九番(近世)


岡山県>岡山市

 江戸期〜明治6年の村名。備前国上道郡のうち。沖新田8か村の1つ。岡山藩領。「天保郷帳」などでは「沖新田之内九番」と見えるが,沖新田の西から数えて8番目にあたるため,「備陽記」は「八番」と記す。村高は,「天保郷帳」2,271石余,「旧高旧領」2,558石余。なお「備陽記」では,高2,545石余,反別136町7反余,家数125・人数685,船2。白魚が名産(吉備温故秘録)。用水は吉井川鴨越井堰を利用。西大寺の商港としての機能を果たし,また大坂・四国方面へ向かう船の船着き場としてもにぎわいを見せた。字壱の割に,寛政8年創立の稲荷神社ほか6社がある(上道郡誌)。明治4年岡山県に所属。同6年九蟠村となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7416226
最終更新日:2009-03-01




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