ケータイ辞書JLogosロゴ 高月郷(古代)


岡山県>岡山市

 平安期に見える郷名。「和名抄」備前国赤坂郡六郷の1つ。高山寺本・東急本ともに訓を欠く。郷域は,現在の山陽町砂川以西の南西部と岡山市牟佐の地に比定される(地名辞書・日本地理志料)。なお「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条の備前国4駅の1つに高月駅が見え,高山寺本「和名抄」にも駅名がある。当郷域内にあたる現在山陽団地1〜7丁目には東高月遺跡群があり,用木山遺跡・惣図遺跡・さくら山遺跡などの集落跡,共同墓地としての四辻土壙墓遺跡・愛宕山土壙墓遺跡など,用木1〜16号墳・四辻1〜7号墳・野山1〜13号墳・宮山1〜6号墳・岩田1〜14号墳などの古墳があったが,宅地造成により消滅したものが多い。また東高月丘陵の南の平地には五大前方後円墳(両宮山古墳・朱千駄古墳・小山古墳・森山古墳・廻り山古墳)がある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7417526
最終更新日:2009-03-01




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