ケータイ辞書JLogosロゴ 矢井村(近世)


岡山県>岡山市

 江戸期〜明治22年の村名。備前国上道郡のうち。宇喜多氏,小早川氏の支配を経て,慶長8年から岡山藩領。村高は,「領分郷村高辻帳」267石,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに304石余。また「備陽記」によると,高267石,反別17町3反余,寺社ともに家数53,人数303。文政元年の手鑑では,反別17町3反余うち田12町5反余・畑4町7反余,家数43,人数180うち男98・女82,牛18,神社は日簱八幡,寺院は真言宗朝尾山薬王寺とある。薬王寺は文応元年北条時頼再興と伝える(上道町史)。同寺中興の祖,忍光上人による淡島信仰は近村の婦女子の信心を集め,文化14年には同寺内に淡島明神が建立されることになり,のちには病いを治す神として尊信された(同前)。用水は倉安川を利用。明治4年岡山県に所属。同9年矢井小学が新築開校。同22年御休村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7419968
最終更新日:2009-03-01




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