葦田郷(古代)
平安期に見える郷名｢和名抄｣備後国葦田郡六郷の1つ葦田郡家の所在地であるとともに備後国府や軍団のあった地と推定される所在について｢西備名区｣は府中市栗柄町あたりとし,｢福山志料｣は府川およびその付近の村々をあて,｢地理志料｣は府中･府中市･出口･土生【はぶ】･父石【ちいし】･目崎･上山･河面･荒谷としているこれに対し,｢県史｣は｢西備名区｣の栗柄町にあてる説は国衙を城郭と誤解しており,妥当でないとし,｢福山志料｣の説に対しても広すぎるとして,今日の府中市域のうちの旧国府村大字府川(江戸期の府川村)をあてる近世府川村は府中市村に対して古府中とも呼ばれたこともその根拠の1つとしている
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7420550
最終更新日:2009-03-01