ケータイ辞書JLogosロゴ 有浦(中世)


広島県>宮島町

 戦国期に見える地名。安芸国佐西郡のうち。戦国期,当地には厳島社造営のための瓦大工が居住しており,永正7年12月28日の長浜棚守左近屋敷売券,天文17年8月26日の大願寺尊海屋敷預ケ状によると,厳島の社家および大願寺住持が厳島社の瓦大工に有浦郷の屋敷を売却している(大願寺文書)。当浦に相当な家数があったことは,弘治4年,天正10年,同12年の厳島社造営に際し,当浦の住人らが回廊一間の造立を請負っていることでも知られる。また毛利氏支配下,毛利氏給人が当地に仮屋形を給与されている例がある(閥閲録169)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7420604
最終更新日:2009-03-01




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