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- 大坂郷(古代)とは
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大坂郷(古代) 平安期に見える郷名「和名抄」葛上郡十郷の1つ高山寺本は「大坂」,東急本は「太坂」と書き,いずれも訓を欠く金剛山地を登る峠のふもとに位置するオオは美称,サカは傾斜地の意(古代地名語源辞典)「和名抄」以外には見えないなお「姓氏録」大和国神別には大坂直は天道根命の後とあり,葛上郡楢原郷の地名にちなむ楢原造と同祖なのは注目される(続紀天平勝宝2年3月戊戌条・姓氏録大和国神別伊蘇志臣など)大坂の氏名は当郷にちなむものか大坂広川(宝亀2年正月奉写一切経料銭用帳/大日古編年17)・大坂広成(宝亀2年9月10日法師神基手実/同前19)らの名が見える「大和志」は現在の御所【ごせ】市増に比定する西隣の関屋には「ダイサカ」「逢阪」の小字名が残る(大和地名大辞典)ちなみに「記」「紀」に見える「大坂」は現在の香芝市に比定される |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」