ケータイ辞書JLogosロゴ 大浜(近代)


広島県>豊浜町

 明治22年〜現在の大字名。はじめ豊浜村,昭和44年からは豊浜町の大字。明治24年の戸数290・人口1,000。明治中期に立花集落の港湾整備の一環として波止場が完成した。大浜集落では海岸沿いに松の防風林が植樹され,この頃から温州ミカンの栽培が始まり,今日に至った。同36年大浜港・立花港から尾道行の定期旅客船が就航し,産物のエンドウ・ミカンを積み出し,生活必需物資や肥料など尾道との取引きが活発になった。同40年大浜字長谷で銅銀鉱の採掘が始まったが,採算がとれず廃鉱となった。大正12年電灯がついた。昭和23年豊島との間に公営渡船が就航,大崎下島循環線と結ばれ,県道の整備と農免道路の延長が着々と進行している。同40年代から人口が急激に減少し,同55年には677人となり,過疎対策事業の推進が待たれる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7421064
最終更新日:2009-03-01




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