ケータイ辞書JLogosロゴ 小奴可(中世)


広島県>東城町

 戦国期に見える地名。備後国奴可郡のうち。天文22年12月3日の山内通隆条書(山内首藤家文書/大日古)や「閥閲録」149所収の天文年間の宮家文書に見える。戦国期に奴可郡一帯に勢力をもった宮氏の一族で,小奴可の亀山城を居城とし,小奴可氏と称したものがあった。天文22年小奴可隆盛は,尼子晴久に味方し,江田氏(尼子方)の旗返城(三次【みよし】市三若町)で毛利軍と戦い戦死したが,家督を相続した小奴可盛常は毛利氏に許され,家臣となった。小奴可隆盛の叔父で,興禅寺(吉田郡山城内,現郡山公園の地に毛利元就以前からあった臨済宗の大寺)2世竹英の力があったと思われる(閥閲録149)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7421214
最終更新日:2009-03-01




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