吉舎川之内村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡備後国三谿郡のうち｡広島藩領｡村高は,元和5年知行帳では川之内村と見え182石余,寛文11年地詰183石余,｢芸藩通志｣では吉舎川内村,｢天保郷帳｣では川内村と見え同高,｢旧高旧領｣も183石余｡｢芸藩通志｣によれば,戸数25･人数124,村の広さは東西6町･南北10町,牛23･馬6,農業一途の村柄で農間期に楮紙を漉いた｡神社に祭神吉備津比古命･伊邪那岐命,大永元年建立と伝える艮神社があり,弘長4年建立の棟札をもつ観音堂があった｡明治4年広島県に所属｡同6年小学校養春館が創立される｡同21年の戸数31･人口130｡同22年八幡村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7421608
最終更新日:2009-03-01