ケータイ辞書JLogosロゴ 都禰郷(古代)


広島県>新市町

 平安期に見える郷名。「和名抄」備後国葦田郡六郷の1つ。高山寺本は「都」,東急本は「都禰」と記す。「続日本紀」養老3年12月条によれば,「葦田郡常城」が停められている。これは天智天皇の時に営んだ山城を廃止したもの。備後常城【つねき】は瀬戸内の長門城,四国の屋島城とともに奈良期の中国式山城として著名。本山と当地との境界に遺跡を残す。地内浅原の品治別(分・昭)神社は垂仁天皇の時,品都和気命のために品遅部を置いたことに由来するものという。常陸山真宮神社は新宮二宮神社ともいい,備後有数の大社であったが,洪水で埋没,衰微したと伝え,社殿に延宝年間の棟札がある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7422731
最終更新日:2009-03-01




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