ケータイ辞書JLogosロゴ 十四日町(近世〜


広島県>尾道市

 江戸期〜現在の町名。明治11〜22年は尾道を冠称。江戸期は尾道町3か町の1つ。「じゅうしんちちょう」「十四日市町」ともいった。尾道町の中央に位置し,東は久保町,西は土堂町,北は後地村,南は尾道水道。「尾道志稿」に当町分として薬師堂浜・山木戸・念仏堂前・鍛冶町(鍛冶屋町)・古魚店の名が見え,これに長江町西側・長江新町西側が加わり,戸数673。3か町の中心地で,町を東西に本通り(山陽道)が通じ,町東端で石見路が北へ分かれる。この道に沿って町が北へ延び長江新町となる。長江町には藺草・畳表問屋が並んでいた。「芸藩通志」に町の長さ1町5間とある。本陣が町の南側東半分を占める。明治9年後地村の尾道町への合併に伴い,同村の一部を編入。同22年尾道町,同31年からは尾道市の町名。明治24年の戸数1,188・人口3,530。同30年代には市役所・水上警察署・尾道商業学校があった。明治42年第三尾道尋常小学校新築移転。一部が,昭和42年十四日元町・久保1〜3丁目,同43年東土堂町・栗原東1〜2丁目・西久保町・長江1〜3丁目となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7422914
最終更新日:2009-03-01




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