ケータイ辞書JLogosロゴ 深津(古代)


広島県>福山市

 奈良期に見える地名。備後国深津郡のうち。「万葉集」巻11に「路の後深津島山しましくも君が目見ねば苦しかりけり」とあるが,この深津島山は当地辺の山を指すという。また,「日本霊異記」下第27の髑髏の目の穴のを掲き脱ちて,祈ひて霊しき表を示す縁の段に,宝亀9年12月下旬,品知(治)の牧に働く男が正月の買物をするため「深津の市」に赴いた話が収められているが,深津市には年末の市が立ち,遠く讃岐の人も来ていたことが知られる。近世の市村が深津市の遺称地と推定されるが,古くは海が湾入し,現在の八幡社のふもと辺りが国府津だった可能性もあるという。また深津市は奈良期の宮の前廃寺(廃海蔵寺)の門前市であったとも推測されている。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7423502
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ