ケータイ辞書JLogosロゴ 福田(中世)


広島県>比和町

 室町期から見える地名。備後国恵蘇郡地毘荘のうち。応永17年3月23日の山名時判物(山内首藤家文書)に「福田十名」と見え,田土掃部入道跡として山内通の給分となっている。また年未詳10月28日の山名時書状(同前)では通に福田の替地を宛行うことを約束している。伊与東村のうちで,中世を通じて山内首藤氏が当地を支配した。戦国期には山内氏の一族と思われる三河内氏が,小和田の三子山城を居城としており,その支配下にあったと思われる。天文14年8月7日丑寅神主さねかね連署伊与村内神田日記には「一,米三石八斗一升三合 福田の御八まんの御神田」と見える(児玉文書)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7423538
最終更新日:2009-03-01




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