前方一致 全文(カスタム検索)
Guest Guest
  1. JLogos検索辞書>
  2. 福田荘(中世)とは

「福田荘(中世)」の関連ワード⇒ 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

福田荘(中世)


 鎌倉期~室町期に見える荘園名...

全文を表示する


[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7423540]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

◆関連辞書(JLogos内)


  1. amazon商品リンク
福田荘(中世)

平安末期~戦国期に見える荘園名三好郡のうち寿永3年4月24日の源頼朝下文案によれば,賀茂別雷神社42か所の神領の1つとして「阿波国 福田庄」と見え(賀茂別雷神社文書/平遺4155),「賀茂注進雑記」の寿永3年4月24日条の記事にも同様に見える当荘の成立は寛治4年にさかのぼると考えられる「百錬抄」寛治4年7月13日条に「賀茂上下社被奉不輸田六百余町,為御供田」とあり,この年賀茂上下社に600余町の供田が寄進されているこれについては同年10月9日の某(三好か)郡司解が「賀茂別雷神社文書」中に残るが,これはこの時の供田寄進に関する具体例の1つで,荘名は欠損しているが,当荘の立券状と考えられる(平遺1288)同文書には「在管三津郷 四至〈東限弐拾条肆里拾玖坪辰巳角,南限拾玖条肆里拾弐坪未⊏⊐,西限拾玖条参里壱坪戌亥角,北限弐拾条参里壱坪⊏⊐〉田肆拾弐町佰拾歩〈之内当年見作廿三町百八十歩〉本田肆拾町〈之内当年見作廿三丁百八十歩〉剰田弐町佰拾歩〈已荒〉畠柒町柒段弐佰陸拾歩〈之内当年見作四丁一段,已剰畠四至内〉桑壱町佰弐拾歩〈四至内〉」と四至・田数が記されているその後,当荘に関する史料は見えないが,文明8年12月5日の室町幕府奉行人奉書に「賀茂社領阿州福田庄内請料年々未進并当年分事,当社被向仮殿造営料訖」とある同文書の宛所は天竺殿すなわち土佐国長岡郡大津村の天竺城主細川氏に出されたもので,当荘の請所であった天竺細川氏が請料を未進しており,その未進分と当年分の請料を合わせて賀茂社仮殿造営料に充てることを指示したものである(蠧簡集/高知県史古代中世史料)下って,三加茂町鴨神社の天文13年の棟札に「加茂福田庄」と見える(三好郡志)鴨神社は当荘の鎮守として京都賀茂神社を勧請したものと伝え,当荘は三加茂町加茂付近に比定されるなお江戸期の「阿波志」にも「福田荘 即加茂村」と見えるまた加茂付近は吉野川沿岸の平地にあたり,寛治4年の文書に見られる条里の遺構が確認されている(県史1)

全文を表示する

出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

福田荘(中世)
鎌倉期から見える荘園名礪波【となみ】郡のうち小矢部【おやべ】川右岸で高岡市の西北に位置し,旧福田村・佐野村にまたがる地域に比定され,石塚・北島・西佐野・和田・辻・蔵町・本保・荒見崎などの集落を含む範囲であったと考えられる「華頂要略」によると,建暦3年2月,天台座主慈円が朝仁親王(後鳥羽上皇の皇子)に譲進した寺領の中に,当荘の名が見える(高岡市史上)その後妙法院領になったらしく,康永3年(興国5年)7月の「無品親王(亮性)庁解案に」「越中国福田庄 件庄者,円実法眼為相伝之私領領掌年尚矣其後譲比丘尼浄仁,浄仁依有母子之契約,譲与公性僧正矣」云々と見えているこれは亮性法親王が,近江守護佐々木高氏父子の同院焼打ちによる寺領券焼失にちなみ,官符による証明を求めたものであるが,当荘について,円実法眼の私領―浄仁比丘尼―公性僧正と譲渡され,やがて尊教僧正―実静僧正と相伝され,亮性法親王の伝領するところとなった経緯を知らせる(妙法院文書/大日料6-8)なお,文和2年10月の「妙法院門跡注進状案」にも同門跡進止領として当荘が見える(妙法院文書/赤松俊秀教授退官記念国史論集)戦国期に至ると,文明15年の「政所賦銘引付」6月12日条に,山吉備中守幸忠が当荘の地頭方大館左京亮幸弘より当荘内の兼近名を同3年2月28日に買得したとみえ(続史料大成12),また文亀3年2月12日の「大館持房行状」には,当荘が持房の所領と記されている(三浦周行所蔵文書/県史中)したがってこの期には幕府奉公衆(のち尚氏のとき内談衆)大館氏の所領であったことがわかる...

全文を表示する

出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

福田荘(中世)
 鎌倉期に見える荘園名...

全文を表示する

出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

福田荘(中世)
鎌倉期に見える荘園名備中国のうち所属郡未詳「永仁三年記」永仁3年正月5日条(続史料)に,「一,備中国福田庄雑掌申地頭非法事〈清金〉」と見え,当荘について幕府問注所に訴訟が持ち込まれているが,詳細は不明現在の倉敷市に福田があるが,中世において同地は海であったと推定され,またもし陸地となっていたとしても,備前国に属することになるので,同地に比定することはできない比定地は未詳備後国福田荘の誤りとも考えられるが後考を待ちたい...

全文を表示する

出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

西暦2024年(平成36年)
427曜日
新着時事用語
リースバック(住宅)の注意点
┗リースバックとは、自宅不動産を事業者に売却して即資金化しつつ

自筆証書遺言書保管制度
┗自筆の遺言書を法務局で保管してくれる制度のこと。2018年に

アポ電詐欺・強盗
┗ 高齢者を狙った詐欺犯罪の手法。オレオレ詐欺の一種とされる場

高輪ゲートウェイ
┗JR東日本が2020年に新設する駅名。田町駅と品川駅の間、東

不用品回収
┗ 部屋の片付けや老前整理・生前整理・遺品整理等で、業者が家庭

所有者不明土地
┗ 永年相続登記(不動産の名義変更)が行われずに、登記簿上で所

遺言控除
┗ 有効な遺言書による相続となった場合、相続税の基礎控除額に上

今日を知る

今日の記念日

『婦人警官記念日、哲学の日』

1946(昭和21)年のこの日、GHQの指示により、東京警視庁に日本で初めて婦人警官62名が採用されました。当時はほとんどが事務職でしたが、現在では女性白バイ隊など幅広い職種で働いています。

今日の暦

月齢:18

月齢:18
月名(旧歴日):居待月(いまちづき)

・2024年(年/竜)
・4月(卯月/April)
・27日
・土
・Saturday
・先負

二十四節気:「穀雨<
・a>」から<
・font>8日「
立夏<
・a>」まで<
・font>8日


JLogos Now!!