ケータイ辞書JLogosロゴ 藤江村(近代)


広島県>福山市

 明治22年〜昭和29年の沼隈郡の自治体名。大字は編成せず。戸数・人口は,明治24年639・3,395,同40年663・3,771,大正元年680・3,715,世帯数・人口は,同9年719・3,442。牛馬数は明治32年牛107,大正10年牛121・馬4。同10年の船車数は,西洋型帆船11・小船41,自転車214・人力車1・中荷車66・小荷車7・荷馬車2。同12年の生業は,男女ともに畳表および花莚を製織し,農業は余暇に行う状態であった。また塩浜では船乗りを営む者があり,土工に従事する者もいた。大正10年の畳表の製造戸数450,従業者男180・女450,数量は12万4,320。一方,花莚製造も福山の小山清兵衛の委託製莚により盛況をきわめた。明治24年沼隈郡小学区第九尋常小学校を藤江尋常小学校と改称。大正12年の学級数10・教員数10・児童数511。明治35年藤江郵便局が開設され,貯金ならびに為替事務を開始。なお当村出店・池浜・前ノ浜を基点として尾道間を毎日往復する渡海船があった(沼隈郡誌)。昭和29年松永市の町名となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7423563
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ