ケータイ辞書JLogosロゴ 三河内村(近世)


広島県>比和町

 江戸期の村名。恵蘇郡のうち。はじめ広島藩領,寛永9年三次【みよし】藩領,享保5年から再び広島藩領。村高は,元和5年「知行帳」,「天保郷帳」ともに1,412石余。神社には三河内八幡神社,比婆山神社があり,寺院には曹洞宗祥光山慶雲寺と真言宗祥蓮山神宮寺がある。村内鉄穴数は享保年間16(旧県史)。鉄山業や関連の炭焼,炭・砂鉄・銑などの駄送が農間期の副収入源となった。享保3年一揆では村内で7名が処刑された。郷帳類では一村として見えるが,「芸藩通志」「旧高旧領」では小和田組・福田組・越原谷の3か村に分かれて記され,江戸中期以降に分村したと思われる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7423832
最終更新日:2009-03-01




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