ケータイ辞書JLogosロゴ 海路(中世)


山口県>岩国市

戦国期に見える地名周防【すおう】国玖珂【くが】郡のうち弘治4年11月12日付の井上三郎太郎給地打渡坪付(閥閲録166)に「あそう田」「石丸」「かしかさき」「からかさき」「山田」「中須さや市」とともに「海路 田壱段七百文 新太郎」と見えるが,前年の10月11日付の白木隼人給地打渡坪付(注進案11)に中須とともに「さや市子(ママ)あまち,田壱段小 八百〈岩国〉又四郎抱」とあり,「海路」は「あまじ」と訓んだのであろうなお近世には海土路【みどろ】村があるが,「岩邑志」(岩国徴古館蔵)の説くように「海路」を「海士路」と書く場合があり,それを「海土路」と書き誤ってのち,「みとろ」と訓むに至ったのではあるまいか現在の岩国市海土路町と南岩国町の一部の地域に比定される
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7424507
最終更新日:2009-03-01




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