ケータイ辞書JLogosロゴ 湯田村(近世)


山口県>山口市

 江戸期の村名。吉敷郡のうち。萩藩領。村高は慶長15年検地帳は朝倉と合わせて1,848石余。寛永2年検地帳も浅倉(朝倉)村と合わせて2,108石余,享保13年に643石余(地下上申)。山口町のうちの1町である湯田町・湯屋町はもと当村の一部であったと思われる。「地下上申」では宇野令村の小村としても見える。同書によると湯田湯6坪,うち鍵湯1坪・中湯2坪・下湯2坪・女湯1坪,湯田の湯は庄屋支配ではなく,年中御運上銀500目で請け負っているとある。ただし,慶長15年検地帳では宇野令村に湯坪石27石が見え,「注進案」では湯田御茶屋を湯屋町にあるとして,その各種の湯を記している。江戸後期には下宇野令村の一部となったと思われる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7426809
最終更新日:2009-03-01




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