ケータイ辞書JLogosロゴ 湯田町(近世)


山口県>山口市

 江戸期〜明治初期の町名。山口町のうちの1町。もとは湯田村の一部と思われる。山口町の西端,中讃井【なかさない】町から西へ矢原村へ向かう通りを途中で北折した南北の通り。「山口古図」では,西へ向かう九州道に上讃井町・下讃井町・湯田前町・下市・矢原村が順に記され,当町は湯田前町と下市の間,竜泉寺の前を北上する町筋となっている。また,同図には湯田前町中程から北へ向かう,当町と平行な町筋に石組小路と記している。当町の温泉は古くからの霊泉で,「毛吹草」の諸国名産のうちに湯田二月笋(筍)が載せられており,湯泉付近の地気暖陽であることから二月頃の物産になったものと思われる(注進案)。明治初期には山口町のうちに見えるが,のち下宇野令村の一部になったと考えられる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7426810
最終更新日:2009-03-01




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