東井川(近代)
明治22〜40年の井川村の大字名｡明治24年の戸数544･人口3,344(男1,682･女1,662),寺1,学校1,水車場9,船36(徴発物件一覧表)｡農産物は,自給用の米･麦のほかは養蚕が中心で,阿波刻み煙草の製造とともに安定した経済状況であった｡野菜は自家用のほか特にﾅｽの販売は明治末期には他郡まで及んだ｡同31年の煙草専売法実施以前は,当地は刻み煙草の中心地であり,20軒以上の工場で数百人の職人が製造,全国へ販売された｡同40年辻町辻となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7428499
最終更新日:2009-03-01