ケータイ辞書JLogosロゴ 石田郷(中世)


香川県>寒川町

 鎌倉期に見える郷名。寒川郡のうち。嘉元4年6月12日の昭慶門院御領目録案(竹内文平氏旧蔵文書)に「讃岐国……石田郷〈定氏卿〉」と記されているのが初見であると同時に,荘園化した石田郷について記された唯一のものである。従って鎌倉末期の石田郷は,昭慶門院の所領として一条定氏により知行されていたことになる。院分の讃岐国国衙領として伝領された29か所の1つ。鎌倉末期以降の石田郷については不明であるが,建武の新政の失敗により讃岐国は細川氏の領国となったので,皇室御領としての石田郷の歴史も終わり,守護細川氏の勢力下に入っていったものと思われる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7429047
最終更新日:2009-03-01




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