ケータイ辞書JLogosロゴ 氏部荘(中世)


香川県>坂出市

 室町期に見える荘園名。阿野郡のうち。山城賀茂別雷神社領。文明11年7月18日の細川家奉行人奉書に「賀茂社領讃州氏部庄年貢事」と見え,讃岐守護細川政元が守護代香川元景に命じて,氏部荘地下人をして年貢を加茂社へ納めさせている(賀茂別雷神社文書1/大日料8-11)。ここで賀茂社領の年貢を押領したと訴えられた塩入・久米窪などの苗字の者は,在地の有力な名主層であろう。この時,守護代元景は在京していたものなのか,在国の一族春景(又代か)に押領年貢の社納についての遵行を命じている(同前)。ところで,「経俊卿記」正嘉元年4月27日および7月22日の条に白峰寺と賀茂社との相論のことが見えるが,白峰寺領松山荘と接する当荘との間に生じた紛争であろう。なお,戦国期の当地には入江庄左衛門が拠ったといい,その居城氏部城が北氏部にあったと伝える。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7429118
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ