ケータイ辞書JLogosロゴ 滝宮(中世)


香川県>綾南町

 鎌倉期から見える地名。阿野【あや】郡のうち。建長8年3月日付讃岐国司庁宣(祇園社記/鎌遺7978)に祇園社領萱原神田の四至牓示のうち西限が「滝宮領堺」と示されているのが初見。滝宮とは,現在の滝宮神社の前身である滝宮牛頭天王社のことと考えられるが,社記によれば,和銅2年6月8日,「牛頭天皇綾川に影向あり,竜宮より灯を挑ぐ」という故事により行基が社壇を建立したと伝え,滝宮と称したといわれる。なお,同社は日本祇園八社の1つに数えられ,南海道鎮守の社として尊崇を受けていた。その後,天暦2年境内に菅神社(現在の天満宮)が建立され,南北朝期には細川頼之の寄進を受け,盛んであったと伝えている。「実隆公記」明応5年7月18日条に「讃州滝宮」のこととして,実隆が同社の三十六歌仙扁額のうち4歌仙の歌を細川氏被官人の所望により執筆したとある。しかし,この扁額は伝存していない。戦国期,讃岐国が阿波三好氏の支配下にあった時,滝宮はその守備拠点の1つとして,滝宮豊後守氏康と安田右衛門尉辰氏が居住したと「三好家成立之事」(群書21)に記している。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7429857
最終更新日:2009-03-01




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