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田野々村(近世)


 江戸期~明治23年の村名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7429897]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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田野々村(近世)

江戸期~明治9年の村名勝浦郡のうち勝浦川支流旭川の中流域の山間に位置する村名の由来は不詳であるが,勝浦奥山のなかでは唯一の小規模な谷底平野が発達しており,村名は田が広く米作りに適した土地という意味があるというまた寿永4年の屋島の合戦に敗れた平氏一門が当地神明に落ちのび土着したとする伝承もある徳島藩領寛文4年の高辻帳では勝浦山坂本村の枝村として見え,その高は,寛文4年の高辻帳,享保元年の高辻帳,天明7年の高辻帳,「天保郷帳」ではともに同村のうちに含まれる村高は,貞享3年の検地帳で上毛高16石余を含め264石余(上勝町誌),文化10年の阿波国村々御高都帳で320石余(民政資料),「旧高旧領」では334石余ですべて蔵入地貞享3年の検地帳による反別は田が15町3反余で全体の約48%を占め,畑が10町9反余で約34%,山畑・切畑が5町2反余で約17%,居屋敷は5反余,ほかに茶1,483坪・桑22本・漆1本がある名負人は69人でうち10人は野尻村・八重地村・一宇村などの農民で,彼らによる出作の高は村高の約6%にあたる15石余に及んでいたなお階層構成は上層にあたる持高6石以上は14人,2~6石が23人,2石未満が24人となっている「阿波志」では「田野」と記され,耕作地は三等雑水田21町余・陸田13町2反余とあり,貞享3年よりは耕地の増加をみている当村は周辺の勝浦奥山の中では焼畑依存度が低く,それだけに採草地としての入会山の確保が重要であった諸史料から当村を山元とする入会山は9か所となるが,このうち椎やすば・中与地・大平山・星石山・志太倉の5か所を比定することができるこれらはいずれも集落に近い里山で,海抜350~700mの南向き斜面に位置している入会山をめぐっては,野尻村日浦下分や同村新組(蔭分)など,また当村民間で山論がたびたび起きており,内済の節に詳細な議定が作成されたなお当村は飢饉に苦しめられ,また慶応2年8月,のち寅の水と称された阿波一円を襲った大洪水にも大被害をうけた文化10年の分間絵図(上勝町役場蔵文書)によれば,山神16・野神4・権現2・水神1・鎮守1・地神3・観音1・阿弥陀堂1・秋葉社1・竜王社1・天照大神宮1・疱瘡神1などが描かれている山神が多いのは,焼畑と山稼ぎの守護神の性格によるものと思われる天照大神宮(田野々神明神社)は総けやき造りの社殿で,天文8年の棟札をもち,全村を氏子としている寺院には天正年間に開山という曹洞宗青竜山黒松寺がある明治4年徳島県,同年名東【みようどう】県を経て,同9年高知県に所属同9年旭村の一部となる

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

田野々村(近世)
江戸期の村名吾川【あがわ】郡のうち仁淀川支流上八川川の最上流域に位置する上八川村の枝郷土佐藩領村高は,寛永地検帳89石余(南路志),寛文7年の郷村石付でも同高,寛保3年の郷村帳では89石余,「天保郷帳」98石余元禄地払帳によれば当村と上八川本村(上八川村)・大窪村・野地村・寺野村・津賀野谷村・古江村・西川村・程野村をあわせて本田648石余で御蔵知146石余のほかは北村五介など14名の知行,新田は「上八川之村新田」と見え425石余うち御貢物地358石余・生駒市良太夫知行5斗余・深尾太良左衛門役知11石余・下村市之丞役知14石余・片岡八丞領知14石余「土佐州郡志」では上八川郷のうちに記され,戸数40,当村内の地名に柿藪・連行・室屋・酒屋・小猿田などがあり,川内大明神社が記される寛保3年の郷村帳によると,戸数56・人数376(男183・女193),牛40「南路志」によれば当村は小川のうちと見え,神社には河内大明神・大梵天王・若宮があり,若宮は当村の名本であった安丞が貞享年間田地出入で死罪となってのち祟りをなすため祀るようになったと記される産土神は地内小猿田の河内大明神(河内神社)河内神社は上八川郷と,東隣の森郷をも含めて,この地方に1社しかなかったという上八川郷・森郷境の郷ノ峰に鎮座していた河内神社の神体を奪い合って,分霊鎮座させたことから各地にみられるようになったというなお地内の小猿田は天正18年の後山小川村地検帳に上八川のうちとして「小猿田村」と見え,66筆が記されており,酒ヤ・レンキヤウ・キヂヤなどのホノギが見えるまた同地検帳に「城ノ北ノ谷ヒラ懸テ」と見える城は字連行にある戸城のことで吾川山荘の在地支配者と考えられる和田美濃守がいたと思われるほかに陣が森にあった城を田野々城と称したともいうが,田野々城は柚ノ木村(現吾北【ごほく】村上八川下分)の古城を指すともいい,詳細は不明なお,現在の吾北村上八川上分の通称地名に柿藪・連行・小申田が残る...

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

田野々村(近世)
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