羽床上村(近代)
明治23年〜昭和29年の自治体名｡はじめ阿野郡,明治32年からは綾歌郡に所属｡牛川･羽床上の2か村が合併して成立｡旧村名を継承した2大字を編成｡明治24年の戸数445･人口2,333(男1,194･女1,139),学校2,水車場3(徴発物件一覧)｡明治30年頃の質屋1･酒商2･醤油商2･万物品販売商5･水車業3･医師1･所得納税者7･尋常有産家26とある(繁昌懐中便覧)｡日清戦争1･日露戦争9･太平洋戦争133の戦没者があった｡大正9年は世帯数453･人口2,115(男1,069･女1,046)で職業別人口は農業940･工業109･商業72･公務自由業31などである｡昭和5年は人口2,128(男1,072･女1,056)で職業別人口は農業920･商業72･工業56･公務自由業26などである｡同10年世帯数425･人口2,186(男1,108･女1,078)｡同25年は世帯数510･人口2,750(男1,327･女1,423)で職業別人口は農業1,127･ｻｰﾋﾞｽ業72･卸売業および小売業70･製造業48･建設業37･公務業26,運輸･通信およびその他の公益事業24などである｡明治25年に羽床上尋常小学校を設立｡昭和13年羽床上尋常高等小学校,同16年羽床上国民学校,同22年羽床上小学校と改称｡同29年綾上村の一部となり,2大字は同村の大字に継承｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7430212
最終更新日:2009-03-01