ケータイ辞書JLogosロゴ 吾河郷(中世)


愛媛県>伊予市

 鎌倉期から見える郷名。伊予郡のうち。鎌倉末期,当郷内に称名寺があり,鎌倉の北条氏と思われる地頭から寺領安堵を受けている。弘安8年11月12日の左馬助某は両使の山本入道,薬師寺左衛門尉に対し,当郷内称名寺の寺僧・田畠を安堵し,同10年11月にも称名寺領免田を安堵している(伊予称名寺文書/編年史2)。永仁5年11月には,地頭代惟宗義光らは当郷内で,称名寺の鎮守神,伊与岳八幡宮へ9か条からなる置文を下している(同前)。南北朝末期の永和3年2月17日,枝松光盛は,当郷内の谷上山宝珠寺の末寺観仏寺免田畠3反240歩を谷上山宝珠寺(伊予市)へ寄進している(大洲旧記)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7430668
最終更新日:2009-03-01




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