ケータイ辞書JLogosロゴ 石経(近代)


愛媛県>丹原町

 明治22年〜現在の大字名。はじめ中川村,昭和31年からは丹原【たんばら】町の現行大字。中川村の中心地として中川村役場・巡査駐在所が置かれた。茶は古くから自家用として中川村・桜樹村で栽培されていたが,青野忠平は慶応年間より明治初年にかけ茶園をつくり,手揉製茶法による生産を行った。大正7〜8年頃からは揉捻機および粗揉機等を設備するようになり,茶園も拡大した。昭和3年頃より余吾幸太郎・鎌田虎吉らが機械製茶を行うが副業の域を出なかった。当時の栽培面積約20町歩。同5年頃茶栽培者組合をつくりのち農協製茶となる。組合製茶が開始されると茶園は33町歩となり,近郊へ出荷した。第2次大戦中は18町歩まで減少するが戦後増植され,同38年頃40町歩,年間約24万kgに達し,中川茶として主に県内に出荷された。世帯・人口は昭和35年129・551,同45年122・472。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7430822
最終更新日:2009-03-01




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