ケータイ辞書JLogosロゴ 内海御厨(古代)


愛媛県>内海村

 平安期に見える御厨名。宇和郡のうちか。寛治4年7月13日白河上皇は夢想に基づき荘園19か所・御厨9か所を賀茂御祖社に寄進したというが,その「御厨散在所々」9か所のなかに「伊予国宇和郡六帖網 伊予国内海」と見え,宇和郡六帖網(宇和郡の海岸部,明浜町付近か)とともに「内海」という御厨が伊予国にあった(加茂社古代庄園御厨)。「宇和郡六帖網」のほうは,田地が付随したものではなく,網を中心とした漁業権を指すものと思われるが,「内海」のほうは「御供田」が付帯したものではあるまいか。伊予国で内海と呼ばれるのは,現在の南宇和郡内の内海村かその周辺以外には認められず,その地域に比定する説が有力である。その領域は,近世の内海浦(現内海村と現御荘【みしよう】町の一部)全体に及ぶものか否か明らかでない。上記史料に記されているように当御厨内の漁民も供祭人(神人)として賀茂御祖社へ贄としての魚貝を供(貢)進していたものであろう。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7431015
最終更新日:2009-03-01




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