ケータイ辞書JLogosロゴ 寒河村(中世)


愛媛県>伊予三島市

 南北朝期に見える村名。宇摩郡のうち。貞和5年7月2日足利尊氏が太宰筑後左近将監少弐資経に,勲功の賞として「伊予国津根荘内寒河村」の替わりに豊前国長副村の地頭職を宛行っている(筑紫古文書追加/編年史3)。寒川の地名は鎌倉期にすでに見え,宝治2年10月27日,「伊与国寒川地頭小河祐長」が阿弥陀堂を建立し,高野山の僧道範が供養の導師をつとめている(南海流浪記/編年史2)。津根荘内の1村で,現在の伊予三島市寒川町のあたりと推定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7432067
最終更新日:2009-03-01




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