ケータイ辞書JLogosロゴ 津根荘(中世)


愛媛県>土居町

 南北朝期に見える荘園名。宇摩郡のうち。貞和5年7月2日足利尊氏が太宰筑後左近将監(少弐)資経に,勲功の賞として「伊予国津根庄内寒河村」の代わりに豊前国長副村の地頭職を宛行っている(筑紫古文書追加/編年史3)。津根荘は,平安期の津根郷(土居町)が東部へ拡大し,現在の伊予三島市の寒川付近まで荘域に含まれるにいたったものと推測される。荘園領主の名は不明である。なお「南海流浪記」に鎌倉期の寒川地頭として小川祐長が知られる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7432605
最終更新日:2009-03-01




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