安井村(近世)
江戸期〜明治22年の村名。周布【すふ】郡のうち。松山藩領。村高は「慶安郷村数帳」では181石余,うち田143石余・畑37石余,「元禄村浦記」181石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに182石余。「周布郡大手鑑」による宝永7年の家数35軒・人口114,牛13・馬4。貞享3年の地坪は田16町余・畑12町余。神社の「はくちさん」は歯神様といって祀られ,口・歯の痛みに霊験があると伝えられている(石根村誌)。明治6年愛媛県に所属。「周布郡地誌」によれば,田25町余・畑5町余・宅地1町余・雑種地2町余で合計36町余,山林53町余。戸数42・人口204,牛12・馬10,人力車1両。神社は新田神社。名勝は花園淵・蠏淵。物産は櫨実600貫。職業は農業42。明治22年石根【いわね】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7433784
最終更新日:2009-03-01